アコースティックギターの世界において「Martin（マーティン）」という名前は、誰もが認める伝説的ブランドです。その中でもD-45は、最高峰のモデルとして君臨し続けています。本記事では、Martin D-45の歴史、特徴、そしてその圧倒的な魅力に迫ります。
1. Martin D-45の歴史
D-45は1933年に初めて製作されました。当時、カントリー・ミュージックのスタージーン・オートリーのためにカスタムメイドされたのが始まりです。ジーンが「もっと豪華な装飾のギターが欲しい」と依頼したことで、D-45が誕生しました。
しかし、第二次世界大戦の影響で生産が一時中断され、戦前にはわずか91本しか製作されませんでした。その希少性から、現在ではヴィンテージD-45はコレクターズアイテムとして驚異的な価値を持っています。
1968年にD-45は再生産され、現在ではMartinの象徴とも言える存在です。
2. Martin D-45の特徴
① 外観の美しさ
D-45は、その美しい装飾が最大の特徴です。ボディやヘッドには、アバロン貝のインレイが豪華に施され、輝きを放ちます。また、ボディには最高級のスプルース材とローズウッドが使用され、見る者を圧倒する美しさを誇ります。
② 音のクオリティ
D-45の音は「クリスタルのように透明感があり、深く豊か」と評されます。低音はパワフルで温かみがあり、高音は澄んだ響きを持っています。特にストロークやアルペジオにおいて、その美しい音色は他のギターと一線を画します。
③ ハンドメイドのこだわり
Martinの職人たちが1本1本丁寧に作り上げるD-45は、まさに芸術品です。細部に至るまで妥協のない技術が込められ、完成度の高さが際立ちます。
3. D-45はどんな人におすすめ？
• プロフェッショナルなギタリスト
ステージやレコーディングで最高の音を求める方に最適です。
• 一生モノのギターを手に入れたい方
D-45はただの楽器ではなく、人生のパートナーとも言える存在です。
• コレクター
その希少性と芸術的価値から、コレクションとしての魅力も抜群です。
4. Martin D-45の価格
D-45はMartinギターの中でもトップモデルに位置するため、その価格も高額です。新品であれば100万円〜200万円ほど、ヴィンテージモデルともなれば数百万円に及ぶことも珍しくありません。
しかし、その価格に見合うだけの価値がD-45には確かに存在します。
5. まとめ
Martin D-45は、単なる楽器を超えた「芸術作品」であり、「歴史的遺産」です。その豪華な外観、比類なき音色、そして職人の技が詰まったこのギターは、ギタリストなら一度は手にしてみたい憧れの一本ではないでしょうか。
あなたも、D-45の弦を鳴らし、その響きに心を震わせてみませんか？
一生もののギター、それがMartin D-45です。