はじめに:「かわいい」だけで終わらないアコギ、ありますよ
「アコギを始めたいけど、大きくて重そうで不安…」
「部屋に置いても絵になるギターがほしい」
「初心者だけど、ちゃんとしたメーカーの本物がいい」。
そんな女性のギタリスト(これから始める人も、少し弾ける人も)にぜひ知ってほしいのが、YAMAHA(ヤマハ)STORIA(ストーリア)シリーズです。
この記事では、STORIAがなぜ女性に選ばれやすいのか、3つのモデル(I・II・III)の違い、そして自分に合う1本の選び方まで、順番にご紹介します。
STORIA(ストーリア)シリーズとは?
STORIAは、ヤマハが2019年7月に発売したアコースティックギターのシリーズです。「ギターと過ごす彩り豊かな生活」をコンセプトに、弾きやすさと暮らしになじむデザインを両立させているのが特徴です。
ラインアップは次の3モデル。
- STORIA I:オフホワイトの表板と、ライトブルーのサウンドホール内側
- STORIA II:ナチュラルな木目の表板と、鮮やかなウルトラマリンの内側
- STORIA III:チョコレートブラウンの表板と、ワインレッドの内側
発売当初の価格は税別55,000円(税込で60,500円)で、本格的なメーカー製アコギとしては手に取りやすい価格帯でした。デザイン面ではiFデザインアワード2020を受賞し、島村楽器の楽器店大賞2022ではギター/ベース部門の大賞にも選ばれています。
※価格や取り扱い状況は変わることがあります。購入前に、ヤマハ公式サイトや楽器店でご確認ください。
女性にSTORIAをおすすめしたい5つの理由
1. 小ぶりで薄いボディだから、抱えやすい
一般的なフォークギターは、体の小さい人にとって「抱えると腕が上がってしまう」「ボディが分厚くて弾きにくい」ということがよくあります。
STORIAは、薄く小ぶりなボディ(ボディ厚は約90〜110mm)を採用。座って弾いても、ボディが体にすっとなじみます。
2. 短めのスケールと細めのネックで、押さえやすい
スケール(弦の長さ)は634mmと、標準的なアコギよりやや短め。ナット幅は43mm、弦の間隔は10mmで、細めのネックと組み合わせることで、手の小さい方でもコードを押さえやすい設計です。
Fコードのような「最初の壁」も、弦高が低めに設定されているぶん、挑戦しやすくなります。
3. インテリアになじむ、おしゃれなデザイン
色は3モデルそれぞれ異なり、サウンドホールの内側にまで色が入っているのが大きな特徴です。ペグ(糸巻き)にはシャンパンゴールドのオープンギアが使われ、細部まで女性らしい華やかさがあります。
スタンドに立てて部屋に置いておくだけでも絵になるので、「出しっぱなしにしておく→ふと手に取る→弾く時間が増える」という好循環も生まれます。
4. 本物のアコギの音がする
3モデルとも表板は単板(1枚板)。見た目重視のギターにありがちな「音は二の次」という作りではなく、しっかり鳴る楽器です。弾き語りの伴奏にも十分に応えてくれます。
5. ピックアップ搭載で、ライブや録音にも使える
アンダーサドルにパッシブタイプのピックアップを内蔵した、いわゆるエレアコ仕様です。アンプやオーディオインターフェースにつなげば、ライブやホームレコーディングにも対応できます。「いつかステージに立ちたい」「弾き語りをSNSに投稿したい」という方にも心強い仕様です。
STORIA I・II・IIIの違いを比較
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モデル名 |
表版カラー |
内側カラー |
表版の材 |
側板・裏板 |
仕上げ |
音の傾向 |
特徴 |
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STORIA Ⅰ |
オフホワイト |
ライトブルー |
スプルース単板 |
マホガニー |
セミグロス |
明るく、粒立ちがクリア |
白い表板が軽やか |
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STORIA Ⅱ |
ナチュラル |
ウルトラマリン |
マホガニー単板 |
マホガニー |
セミグロス |
温かく、ふくよか |
表板エッジの面取りで腕当たりが優しい |
|
STORIA Ⅲ |
チョコレートブラウン |
ワインレッド |
マホガニー単板 |
マホガニー |
グロス(艶あり) |
温かくバランスが良い |
艶のある高級感 |
共通仕様:コンサートタイプのボディ/スケール634mm/ネックはナトー、指板はウォルナット/パッシブピックアップ搭載
※表板のオフホワイトは、経年で色味が自然に変化していきます。
3モデルのキャラクターと、こんな人におすすめ
STORIA I:明るい音と白いルックスが好きな人へ
スプルース単板ならではの、クリアで抜けのよい音が魅力です。ストロークでもアルペジオでも粒立ちがよく、ポップスの弾き語りと相性抜群。清潔感のある白い表板は、ナチュラルな雰囲気のお部屋にもよく合います。
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- 明るい曲、ポップな曲を弾きたい
- 白やパステル系のインテリアが好き
- 写真や動画に映えるギターがいい
STORIA II:やさしい音と、抱えやすさ重視の人へ
マホガニー単板による、温かくふくよかな音。落ち着いた雰囲気のバラードや、しっとりした弾き語りにぴったりです。
また、STORIA IIは表板のエッジが丸く面取りされているため、腕が当たる部分がやさしいのもポイント。長く弾いても疲れにくく、はじめての1本として選びやすいモデルです。
-
- 優しく温かい音が好き
- 木の質感を楽しみたい
- 長時間弾いても腕が痛くならないものがいい
STORIA III:艶と深みのある大人っぽいデザインの人へ
チョコレートブラウンのグロス仕上げは、光を受けるとしっとり艶が出て、大人っぽく上品な印象。内側のワインレッドとのコントラストもおしゃれです。音はマホガニーらしい温かさとバランスのよさで、幅広いジャンルに対応します。
-
- 落ち着いた大人っぽいデザインが好き
- 見た目の高級感も大事にしたい
- ジャンルを問わずいろいろ弾いてみたい
迷ったらこう選ぶ!かんたん診断
- まず見た目で「ひと目惚れ」した色を優先する:毎日目に入るギターは、愛着が湧くことが何より大事です。
- 音の好みで選ぶなら:明るくクリア=I/温かくふくよか=IIまたはIII
- 抱えやすさ重視なら:表板のエッジが面取りされているII
- 可能なら、楽器店で実際に抱えてみる:同じ型番でも、木の個体差があります。座って構えたときの感触を確かめるのがおすすめです。
STORIAと一緒にそろえたいアクセサリー
本体を手に入れたら、次のアイテムがあるとスムーズにスタートできます。
- クリップチューナー:チューニングは毎回必須。ヘッドに挟むタイプが手軽です。
- ギタースタンド:出しっぱなしにすると「弾く頻度」が上がります。
- ソフトケース:持ち運びや保管に。
- ストラップ:立って弾くときや、ライブ用に。
- カポタスト:歌いやすいキーに合わせるのに便利。
- 替え弦・ストリングワインダー:弦交換用。
- ピック:複数の厚さを試して、好みのものを見つけましょう。
楽器店によっては、これらがセットになった「初心者セット」も販売されています。何から買えばよいか迷う方は、チェックしてみてください。
購入前に知っておきたい注意点
- ボディが小ぶりなぶん、大型ギターのような「豪快な低音の迫力」は控えめです。その代わり、手軽さと弾きやすさが大きな魅力です。
- ピックアップはパッシブタイプのため、ライブで使うならアンプやプリアンプとの組み合わせを考えるとよいでしょう。
- 価格や在庫、付属品は店舗ごとに異なります。購入前に最新情報を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. まったくの初心者でも大丈夫ですか?
はい。STORIAは、はじめてギターに挑戦する方が弾きやすいことを意識して設計されています。短めのスケール、低めの弦高、細めのネックで、最初のつまずきを減らしてくれます。
Q. 手が小さくても弾けますか?
スケールが短く、ネックも細めなので、手が小さい方にも比べて押さえやすい設計です。ただし感じ方には個人差があるので、できれば店頭で試すと安心です。
Q. エレアコとして使うには何が必要ですか?
シールドケーブルと、アンプまたはオーディオインターフェースがあれば接続できます。
Q. 3モデルで一番人気はどれ?
好みが分かれるため一概には言えませんが、どのモデルもデザイン性が評価されています。「見た目で選んで後悔しにくい」のがSTORIAの良いところです。
まとめ:暮らしに寄り添う「相棒」としてのSTORIA
STORIAシリーズは、小ぶりで弾きやすい、おしゃれ、本物の音という3つがそろった、アコギ女子にぴったりのシリーズです。
- 明るく抜けのよい音で、白いルックスなら STORIA I
- 温かい音と、腕当たりのやさしさなら STORIA II
- 艶のある上品なデザインなら STORIA III
ギターは、弾く時間が増えるほど上達し、楽しくなる楽器です。「ずっとそばに置いておきたい」と思える1本に出会えたら、それがあなたにとっての正解。ぜひ気になるカラーから、楽器店で実際に手に取ってみてください。
※本記事の仕様・価格は2026年11月時点で確認できた情報をもとにしています。最新情報はヤマハ公式サイトでご確認ください。